苫小牧中央LCのあゆみ

 1967年〜8年頃の苫小牧市は掘込港の完成とその後の臨海工業地帯の拡充により、企業進出、人口増等々発展途上の状況の中にあって、苫小牧LCは10周年を節目に新クラブ結成の気運となった。
 1971年6月15日苫小牧中央LCは苫小牧LCから移籍する会員36名を含む、 創立会員46名により結成された。大泉源郎市長、302E地区ガバナー渡辺栄市L他ブラザークラブとスポンサーである苫小牧LC会員の友情に包まれ(全国1611、北海道133、地区39番目)呱々の声をあげた。  
 1972年6月18日国際協会の認証状(チャーター)伝達式がホテルトマコマイに於て挙行された。初代会長山本原二L、CN委員長相沢成溢L、会員54名を以って苫小牧中央LCは、ライオンズクラブ国際協会の会員となった。
 苫小牧でも、そろそろキャビネットを引受けてもと気風が高まった1976年2月5日当クラブ5周年記念事業として新クラブをスポンサーすることとなった。
 ここに当クラブ会員の熱い努力により「苫小牧白鳥LC」が誕生したのである。さらに翌年の1977年5月15日山本原二Lは331-A地区第23回地区年次大会(室蘭市)に於いて、地区ガバナーエレクトに選出され、第60回国際大会(ニューオリンズ)を経て、地区ガバナーに就任。幹事福原L、会計吉本Lを中心に苫小牧初の地区キャビネットのスタートとなった。就任直後、有珠山大爆発があり、地区ガバナー山本Lは全国のLに呼びかけ、義援金4,300万円を被災地に贈った。これを機にLCIFの意義を再認識する山本キャビネットであった。
 1981年6月13日当クラブ認証10周年を挙行、記念行事として数年前からの交流を基に「友遠方より来る、亦楽しからずや」の絆のもと、大宮中央LCと姉妹提携を結ぶ。
 1988年5月22日福原周一Lは331-C地区第34回地区年次大会(小樽市)に於いて地区ガバナーエレクトに選出され、第71回国際大会(デンバー)を経て、地区ガバナーに就任。「生き生き楽しく、隗より始めよう」のもと懸案のリジョン(函館)分割、ライオンズの誓い「寛容から相互理解」に改正。ある元ガバナーからは「地獄と極楽が同居している人」と評される。福原ガバナー誕生は元ガバナー山本原二Lから10年ぶりであった。
 1991年5月25日当クラブ認証20周年を挙行。記念事業として青少年を対象に積立基金(目標1千万円)を創設。記念誌「苫小牧中央LC20年の歩み」を編纂。
 1996年4月13日当クラブ結成25周年記念大会を挙行、4月12日親睦ゴルフ大会、4月13日記念式典、記念講演(作家 藤本義一、演題 大人の心、子供の心)、市民参加記念アクティビティとしてJリーグ名古屋グランパスエイトによる小学校サッカースクールに300名参加、社会福祉法人緑星の里に25型テレビ、BS内蔵ビデオ1台、大宮中央LCとの共同アクト、医療法人こぶし植苗病院に「エアロバイク」2台贈呈を行った。
 2001年6月16日(土)当クラブ結成30周年記念式典を挙行、21世紀に向けた新たなスタートの時、今後の事業活動の方向性を見つめ、21世紀を「心の時代」と位置付け、キーワードを「ふれあい」と定めた。同年事業のアクティビティも「ふれあい」を具現化するものとして、各事業を展開した。

  1. 継続事業の「中学生サッカー大会」を冠大会として開催、コンサドーレジュニアとの交歓試合を折り込み、青少年健全育成事業として、今後に繋いで行きたい。
  2. 「ふれあい」シンポジウムを市民会館において開催、大学教授はじめ市内の有識者をパネリストとして迎え、市民共々21世紀における「ふれあい」の意味、心のあり方、アクティビティの進め方を考えた。
  3. 市民に広く「ふれあい」をテーマとした作文を募集し、文集を発行する。
  4. アルテンにおいて幅広い市民の参加を得て、駒沢高校吹奏楽部の演奏や大道芸などを催して「心のふれあい広場」で交流を図った。
    式典の中に未来への希望を込め「ふれあい」の場を意識して推し進めた。

 2003年〜2004年L田中稔は331-C地区ガバナーに就任、「生かされている地域社会に感謝して、寛き心で誇りを持ってウィ・サーブ」キーワード《きずな》のガバナースローガンのもとにライオニズムの高揚に尽力し、記念すべき第50回地区年次大会を成功裡に開催し、その責務を全うした。
 2006年6月7日チャーターナイト35周年記念会を行った。姉妹クラブである大宮中央LCより12名の参加をはじめ市内4クラブ、ライオネスクラブの会員登録をいただいた。記念会は盛会にて終了し、長野皓会長の「心身が共に豊かで、仲良く楽しく、ウィサーブ」のスローガンのもとに51名の会員が力を合わせた結果であった。記念アクティビティは今までの関わりのなかで「中学生サッカー大会」における優勝旗と優勝杯のリニューアルと市内小学校7校に併設されている「特殊学級」に対して教育的健康遊具の寄贈を行った。